愛はここにあるんだよ

たったひとつ、確かなことがあるとするのならば

マリウスくんで50音賀歌

まりちゃん、お誕生日おめでとうー!!!!!成人ですね。20歳。それまで真っ白だった階段が、貴方の色で染まりはじめるおめでたい日です。

20になるって、妙に潔癖になったり、妙にさめてしまったり、体以上に心の変化が大きいような気がします。焦らず、速足になりすぎることなく、未来を描いていってくださいね。マリちゃんには、瞑想の理由になっちゃうくらい元気でにぎやかなお兄ちゃんが4人もいます。いつまでもいつまでも、かわいくて、まぶしくて、優しい、愛される末っ子でいてね。

 

さて、古今和歌集をはじめとする和歌集の部立(現在でいう見出しやカテゴリー)の中には『賀歌(がのうた)』というものがあります。賀歌は、おめでたい気持ちを詠んで大切な人に贈ったもので、賀歌の項目には詠み手が持つことばのすべてを出し切った和歌が多数収められているのです。

 

大人の階段を登るきみへ。50の賀歌をおくります。

 

 

 

 

秋が来た きみと紅葉を みていたい

今年も誘うよ だいすきだから

 

イソギンチャク? 違うよ 片手で遊んだだけだよ

もーうほんとに 素直じゃないなあ

 

嬉しいも 楽しいもぜんぶ わけあえる

やっぱり隣は 貴方がいい

 

絵空事 見方を変えれば 夢のパレット

きっと描くよ 五色の未来

 

覚えてない だけどこれだけは わかるんだ

みんなの笑顔 見えていたこと

 

 

かわいいなあ もううるさいなあ! なんでだよ

だって僕もう ハタチなんだよ!

 

君の指 触れても追えぬ 冷たさと

目が眩むほどの 熱い愛

 

「加えるならば」 やっぱり勝てない その背中

いつか必ず 論破するから

 

ケーブルの 向こう側の背を みつめてる

眩しくて 君の言葉が 聞こえない

 

零れ落ちた涙を探す 

誰かの涙は 僕の声でもあるのだと

 

 

咲き誇る 満開の春 手を伸ばす

君舞い降りし ひだまりの国

 

しあわせは きっと君のこと 言うのだと

抹茶飲んでて 気がついた

 

好きみたい わかりきったこと 言わないで

君との仲は 夏の先でも

 

世界で一番 それじゃきっと 足りなくて

君への気持ちを なんて綴ろう

 

そうちゃんと 名前を呼んだら 花が咲く

きみの名前は 魔法の呪文

 

 

立ち止まり 振り返ってを 繰り返す

気付けば そこは 僕の楽園

 

地球の中じゃ おさまらない 大陸の中じゃ 物足りない

僕らの声よ 月まで届け

 

鶴さんじゃないんだ カエルさんだよ 僕にはね

いつかあいに きてくれるかな

 

手の中の箱手繰り寄せ きみを呼ぶ

寂しいなんて 思わないけど

 

とりあえず 飴をがしゃがしゃ しないこと!!

因果応報 そんなの知らない!

 

泣き顔も 笑った顔も わけてほしいの

だって僕たち BSF

 

二歳でも もっと上手に折れるけど?

あ、ぐしゃぐしゃだ うるさいなあ!

 

塗り替える 今を明日を 未来の先を

ここから始まる 進化論

 

ねえお願い ちょっとでいいと 君は言う

全然ちょっとじゃないけどね

 

のほほんと ハグしてみたら 元どおり

またやろう マリ体操を一緒にね

 

始まるよーー!!!  二十歳のマリウス 恋をする

ねえふうまくん!宣言しないで!!

 

響き合う 日頃の鍛錬 魅せる時

届くといいな 向こう側まで

 

複雑な パズルを解きながら 考える

型にはまらぬ 地図を広げて

 

下手じゃない おれは鶴を 折っただけ

ああもううるさい! ぐしゃぐしゃぽーん!

 

頬に触れ やわらかな熱 確かめる

大人になるな 言えぬわがまま

 

待ち遠しい そう思ってた 6年も

ようこそここへ 一緒にとぼうね

 

未来ある きみの背中を見つめてる

大きくなったね なんてわざわざ言わないけれど

 

夢中で走って 夢中で笑って

いついつまでも 隣にいてね

 

目新しい そんなものにも惹かれるけれど

まずは足元 見つめていたい

 

戻れない いつからこんなに 遠くに来たの?

大人になっても 忘れたくない

 

やけじゃない 意外とこれが しっくりきたの

ペニーワイズほど 怖くないでしょ?

 

揺れるたび 水面を見つめて 思うのだ

どうかこのまま やわらかなまま

 

よびすては すぐ終わるんだと 思ってた

飽きずに続け 二十歳超えても

 

ラストデイ 超えた今から イメチェンしよう

背伸びせずとも やってみよう

 

理不尽な 壁も扉も 付け替えて

見方を変えれば 大チャンス

 

るんるんと 東京に行くと 決めたから

ところで続きは いつ録るの?

 

連理草 深く契った 明日の約束

共に描こう 門出の先も

 

ロマンスを 教えてくれた その背中

いついつまでも あたたかなそれ

 

和歌山も それ以外もさ

ちゃんと時間を 守ってよね!

甘やかすから こうなったんだよ!?

 

をで繋ぐ ので重ねて とで探す

繋いで重ねて 探し続けて 紡いだ言葉

 

んーとね その先を待っていてくれる人たちだから

大人になっても きいてほしいな

 

 

満月が煌めくあの夜

理由を探して走ってた

「ちゃんとする」ってなんだろう?

「優しくなる」ってなんだろう?

んーと悩んで、考えて

しゅんとしたって探してた

揺れる手のひら握ってくれた

悔しい夜も笑ってくれた

二十歳になっても一緒にいてね

旅の途中で探した答え

ちゃんとするって、こういうこと